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2024年09月22日

レースゲームレビュー動画の制作方法

世界中のレースゲームをAnTytleチームメンバーで紹介しきりたい。

この企画の意義

・そのゲームの売り上げに貢献したい
・誰よりも詳しく役立つレビュー動画を作ること
・その作品の動画の中で1番の再生数を目指し、代表動画となること
・開発者の方が見にきても恥じない、参考になる動画にすること
・この世の全てのレースゲームを紹介したい

構成・言及内容

実写で始まる

たくさんのゲームに囲まれた本作をひっくり返すというところから動画が始まる。これは定番化しているので固定。シーンの順序は概ね以下の通り。「自分でプレイせず、勝手に決めつけるのは失礼だ。」の決め台詞を5のシーンで書く。

1. ひっくり返す
2. パッケージ開ける
3. 取説ペラペラする、ない場合は4へ
4. パッケージ裏や表紙、取説の重要箇所をドアップ撮影
5. ディスクをゲーム機にセットする(基本的にパッケ版を買う、スマホ版やDL専売は相談)

最序盤は実況的な流れ

(2分以内が適当)
「まずは走ってみよう。最初の車種は〜、全体的に楽しく遊べた」

グラフィック

・リアル系の場合は実写と比べてどうか、光表現などの言及
・その他は何の作品に近いかなど

コース

・リアルコースの再現度
・オリジナルコースの感想

車種

・スポーティ、レースカー、ファミリーカーなどがあるか
・特徴的な車が収録されているか

挙動

・スティックではどうか(リアル、クイック挙動、あまりにひどい"狂動")
・ハンコンなど対応状況の検証
・「特に〇〇」という強調ポイントを入れる(例→特にウェットコンディションはズルズル滑って至難を極める)
・障害物にぶつかるとどうなるか
・アシストの充実度
・車体ダメージが挙動に及ぼす影響(サスが壊れると曲がらなくなる、タイヤバーストすると走れなくなる、ひっくり返る等)
・カジュアルor本格か(ゲーセンのレースゲーのようなクイック挙動=カジュアル/アーケード挙動、実車のような重い挙動、グランツーリスモ風=本格挙動、という線引き)

ゲームバランス

・報酬の適正さ
・敵の強さ

レースモード

・本編、対戦、オプションなど

その他特徴的なこと

・ピットインがかっこいい、ナレーションがあるなど、その作品の特徴を言及

小ネタ

関連商品紹介

・攻略本、グッズなどをかき集めて紹介(ネットの画像転載は原則禁止、自分でコレクションし、他のYouTuberにはできない領域で動画を作る。)

バグ報告

・このパートは不評作の場合に有効
・世間のバグや自分が遭遇したバグを紹介。

締め

・最後に二言くらいまとめや展望を書く。
・その後EDとして20秒間のAnTytleロゴ画面をつけて完成。

ゲージを上部に設置

左からクソゲ、普通、良ゲと並べ、良ゲ側に振り切ったら
「良ゲ、名作、神」に切り替える。逆に振り切ってしまった場合はまだ未知数なので相談。
・ゲージは動画完成後(フィードバック完了後)に最後に付けると効率が良い。
・ゲージの増減量を意識して編集する。

注意点

原稿は起承転結のライティング力

起承転結の流れにする。現状は「~は〇〇。~は△。」という箇条書きのようになると無機質なため、一連の文章としてのユニークさや、視聴者が読んで感情が動くような書き方があると良い。

自分流の編集デザインにしない

この企画はある程度人気があるため、編集デザイン・スタイルは固定している。過去の動画をよく観察し、自分流の編集デザインにしないように意識する。ただしレビューにおける意見や観点は個人の味なので大事にする。デザインとスタイルを統一するということ。

世間の評価に沿う

世間の情報を取り入れず主観だけで「これはすごい!」と盲目になるのは胡散臭い、頭が悪い人だと思われるため。必ず世間の評価や情報を取り入れたレビューにする。主観だけにすると独りよがりになるため、あくまで視聴者へのコンテンツであることを意識する。世間の意見に沿って自分の主観を味付けするイメージ。
良い例「世間はグラフィックがいいと評価されている。このように細かい作り込みまで手が行き届いているのだ。」

不要な逆張りをしない

世間(不特定多数の平均値)の意見は正しいことが多いため、多数派への逆張りは自分の感性がずれていたり、不要な敵を作るリスクになる。ただし偏向報道やプロパガンダで世論が操作されている例外もあり、この見極めは編集者のリテラシーと教養が問われる。
悪い例:「世間はグラフィックがいいと評価されているが、私は悪いと思う。」
「1+1=2と世間は定義づけているが、私は3だと思っている。」
逆張りをしていいケースは、以下の場合がある
・ネタに走れるとき
・時間が経ってロマン化した場合(10年以上前)

映像の垂れ流しにしない

AnTytleは声も顔も出さないので編集が"顔"になる。よくある映像垂れ流し解説動画は、声や顔があるから面白いのであって、それと同じイメージで作ると、救いようのない退屈動画になる。編集の細かさは下の画像を目安にすると良い。
・1テロップは5秒が基本形で最大2行、文字数は40文字以内。ただし「はい。」のような短文は短めにしたり、1シーンとの兼ね合いであえて長く表示する臨機応変さが必要。
・視聴者を1秒でも退屈させないように1シーン1編集を基本とする。
・ズームやモノクロ、トランジションを積極的に使う。「この部分は〜」というテロップでズームしたり、オチの場面で白黒にしたりなど。
・必ずテロップに該当するシーンを抜粋する。

オリジナル編集を心がける

ただ映像を細かくするだけでも今一つものたりません。切り抜き画像を作成したり、エフェクトやテキスト装飾、背景作成など、白紙からデザインを作る編集も多分に盛り込みましょう。例えば車種紹介では、単に映像を流すのではなく、1台1台をスクショ、くり抜きして一覧表示したり、動かしたりして、オリジナル編集に仕上げることが重要です。

この際、レイアウトや余白を整えることにも注意しましょう。上下が揃っていなかったり、余白がキツキツ、素材同士が重なり合ってぐちゃぐちゃ、これらは視認性を損ない視聴者に不快感を与えます。

BGMはそのゲームのサントラを使う

・基本的にそのゲームのサントラを使うと良い
・ただしネタに走る場合は、その雰囲気を出すために面白いBGMを別に使ってOK。
・批評などネガティブな言及は、あまりシリアスにしないようFunny系のBGMで和らげる(冗談抜きの場合はこの限りではない)。
・BGMの垂れ流し注意。テンションが変わるタイミングや切り替えの瞬間に細かくBGMを変えていく。1分半以上同じBGMが続いたら見直しが必要な場合が多い。

YouTuberあるある効果音を使わない

使える効果音集
特に効果音ラボのドドん、シャキーン、カーンなどのありがちな効果音は安っぽくなるので原則使わない。

視聴者目線で何度も見直しする

・基本的に1カットできたら2、3回その前後をプレビューし、見やすいかどうかを確認する。
・初見の視聴者の目線になって、見やすい動画になっているか(テロップの文字数、表示時間、編集デザイン、ごちゃつきがないか等)。

執筆者Writer

AnTytle